「BPO×DXでなければDXが上手くいかない理由」

~なぜパソナグループの施策が多くの企業から選ばれているのか~

 

 

DXを推進しようとしたが上手くいかず、パソナグループにご依頼をいただくケースが増えてきています。ここでは、その背景とDXが上手くいかない理由について、パソナグループのDX施策を推進しているキーパーソン2人に話を聞いていきます。

 

 

株式会社パソナグループ CPU本部

タスクフォース 担当部長

山本 真理子

 

派遣・BPO事業に約10年従事しながら、お客様の課題に合わせたパソナグループのトータルソリューションのご提案に注力。業務調査、業務設計、運用、サポートなど各フェーズの経験はもちろん、大手企業のRPA導入経験も有している。

 

株式会社パソナグループ 成長戦略本部

デジタルイノベーション部 部長

山田 信行

 

これまで12年間、BPO周りのご提案や業務調査、設計構築や運用支援の部門に従事、近年はBPO×DXに関する案件を数多く対応。200名規模の事務センター立上げや、自動化で効率化を実現する運用など幅広く経験している。

 

 

 

 

特定のサービスだけでは真の効率化にはならない

 

―――「BPO×DXでなければDXが上手くいかない」、というのはどういうことでしょうか?

 

山田:世の中的にデジタルトランスフォーメーション(DX)は進んでいて、解決できることもあるのですが、それで全社最適ができるかというとそうではないのが現状です。

 

―――なぜ、全社最適ができないのでしょうか?

 

山田:いくらDXを進めるとはいっても、特定のサービスだけに走ってもDXとは言えません。サービスの導入がゴールになってしまい、真の効率化にはなっていないからです。ツールは万能ではないので、人に頼らないといけない部分も必ず残ってきます。

 

―――人に頼った効率化であれば、BPOだけでは解決しないのでしょうか。

 

山田:BPOで業務を外に出したからといっても、今までやっていたことをただ外に出すような動きではダメなんです。根底にある課題解決をしたうえで外に出さなければ意味がないですし、人件費のコスト格差だけがメリットになっているような状況です。

 

―――なるほど、だから「BPO×DX」だということですか。

 

山田:そうです。DXとBPOのどちらかで解決するのではなく、掛け合わせで考えるべきなのです。両方を並行してやりながら、DX化を推進していく。仕事のやり方もデジタル化しながら、人がやるべき部分はBPOしていく。両方やりながら進めていくことで、業務の効率化やコスト削減が実現できていくのです。

 

―――では実際に、お客様はどのような課題やミッションを抱えていらっしゃるのでしょうか。

 

                       

 

 

山本:最近では、社内で「業務改革をする」とか「効率化を図る」、「標準化をする」といったお達しが出ている企業さんが非常に増えてきていますね。

 

 

パソナグループだからこそ、トータルの提案ができる

 

―――「業務改革をする」といっても壮大過ぎて何から手をつけていいのか分からなそうですが、そのような段階から携わっているのですか。

 

山本:ええ、パソナグループはそこからお手伝いができます。多くの企業さまでは「DXだ」といっても単発のツール頼みになってしまっているのが現状だったりします。

 

―――それは例えばどのような状況ですか?

 

山本:たとえば運用業務の現状を確認するアセスメントツールを使ってみたけれど、「悪いところは分かったけど、具体的にどこを改善したらいいのかわからない」とか「色んなツールがあるために、それぞれの部署が全然違うやり方をしている」といった話ですね。

 

―――それがパソナグループであればトータルで対応することができる、と。

 

山本:ええ、この業務はどういう状態なのかというアセスメントツールで診断をしたら、具体的にどの部分がどういった状態になっているか評価をし、組織の状態を確認します。その評価に基づいて、BPOやツールを用いた解決策を示していきます。

 

―――グループのサービスですべてカバーできるというわけですね。

 

山本:そうです。だから最近では、「どこから手を付けていいのか分かりません。パソナグループさん、何か提案してくださいませんか」とお声がけをいただくことが増えてきているんです。

 

山田:DXでは足りない部分をBPOで補ったり、BPOを運用する中でテクノロジーを駆使して効率化を図ったり、と全方位的に対応できますので、どのような状態であってもパソナグループがお役に立てることを知ってほしいですね。

 

 

 

BPOだけでもダメ、DXだけでもダメ。

掛け合わせることではじめて両方が威力を発揮するということですね。そして、パソナグループはトータルでカバーできることもよくお分かりいただけたかと思います。

 

 

なぜ、パソナグループが選ばれているのか

 

「トータルでカバーできる」とお伝えしましたが、より具体的にどのような総合力を持っているのかを解説しましょう。

 

BPOやDXで業務効率化を推し進める企業群として、以下のような業種があります。

 

▼コンサルティング会社

▼SIer(システムインテグレータ)

▼専門分野に特化したBPO企業

▼単純作業型のBPO企業(エントリー専門など)

▼一般的な人材サービス企業

 

これらの企業群と、パソナグループの「業務設計・構築力」と「業務運用・遂行力」についてポジションを図解してみますと、下図のようになります。

 

 

▼コンサルティング会社

To-Beは描きますが、そのTo-Beを実現するのはエンドユーザが自ら行うケースがほとんどです。運用力は弱く、To-Beの実現までは伴走してくれません。

 

▼SIer

システムに強いため、システムでのコスト削減や工数削減はできますが、システム以外の人による効率化の課題には対応できないケースがほとんどです。

 

▼専門分野型BPO

給与計算だけを専門的に対応するBPO会社や、総務の業務だけに対応するBPO会社などがあります。専門分野については高い支援体制を誇りますが幅広い対応は当然できません。

 

▼単純作業型BPO

単純な作業に特化しているため、低コストで運用できます。しかし、問題が絡み合っている場合や幅広い分野に関係してくると対応は難しくなります。

 

▼パソナグループ

一般的な人材サービス企業と異なり、専門のコンサル部隊を有しており、人材供給力や運用支援体制も整えております。教育も充実しているため、幅広い業務範囲でトータルの支援を行うことが可能です。

 

パソナグループはこのような位置づけのため、「どこから手を付けていいのか分からないので、トータルでお任せしたい」とお声がけをいただくケースが非常に増えてきている、というわけです。

 

 

パソナグループのサービス導入プロセス

 

それでは、実際に「どこから手を付けていいのか分かりません」という状況を想定してみましょう。どのような流れで状況を把握し、問題を解決していくのかというと、以下のステップのような流れになります。

 

 

▼各ステップでのポイント

 

・業務調査では、ただ可視化するだけでなくRPAの適合性判定も実施可能です

・業務量や内容に基づき人材要件を割り出し、ユニット体制を構築することができます

・教育を実施しながら計画的な業務引き続きを実施します

・トライアル運用でPDCAを回し、業務運用の精度を高めてまいります

・指揮命令できるよう、コンプライアンスに対応したユニット派遣での運用が可能です

 

 

DXとBPOのどちらかで解決するのではなく、掛け合わせで考えるべきということがご理解いただけたでしょうか。また、DXもBPOも含めてトータルで対応できることや導入プロセスについても簡単に解説をさせていただきました。

 

DXの推進やBPOについてお困りのことがありましたら、ぜひパソナグループまでお問い合わせくださいませ。